四月の魚
いまだになんの理由もなく、4月1日を年始と見なす風習が幾らか残っていて、俗にそれらの人たちを4月年始主義者といっていますが・・・
日本でも地方の旧弊人たちが、頑固に旧暦による古い習慣を守ろうとしているのと同日の談というべきですね。
英国などでも近世期の初頭ごろまでは、なんということなしに4月1日を、ばくぜんとお祭りの日だとかんがえていました。
・・・しかし、いわゆるエープリル・フールの習俗がフランスから英国へ移入されたのは、17世紀より以前のことではなかったのです。
フランスでは、いっぱい食わされる人を四月の魚といいます。
若い魚・・・
すなわち捕らえられやすい魚、ヘマな魚という意味からきたことばですが、魚ということばを用いるのは、もとからまた特殊な意味があったのでした。
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