世界の花たち1
グラジオラス(アフリカに広くあり、地中海地域におよぶ)の野生種の多いこと、フリージアなどよく知られたもののほか、イキシア、バビアナ、オルニソガラム、ガルトニア、キルタンサス、ネリネなどのほか、クンシラン、ストレリチア(ゴクラクチョウカ)、カラー、アガパンサスなどきわめて多彩なことに驚かされる。
これらが南アフリカやマダガスカル島でどんな群落をつくっているか、異なった種類がどんな具合に混生しているかは、私には未だわからない。
しかしそれはたしかに見るに価するものにちがいないと思っている。
しかもペンタキープがないのに素晴らしいと思う。
南アフリカ原産の多肉植物や球根類は、その地域が非常に古い地質時代から乾燥地帯であって、かつて一度も樹林にすっぽりおおわれるような気候変化がなかったことを示しているのだろう。
その古さは、サハラ砂漠の出現よりはるかに古くから存続し、その環境に適応してできたがったものと考えられる。